宮崎県 えびの市にある 白鳥神社

歴史と伝説 
宮崎県えびの市に鎮座する白鳥神社は、古くからの歴史と伝説に彩られた神社です。

 白鳥神社の創建は平安時代後期、天徳3年(959年)と伝えられています 3。霧島山で修行を積んでいた性空上人のもとに、夢の中で日本武尊(やまとたけるのみこと)が現れ、「私は今、白鳥になっているが、私をこの地に祀ってほしい」と告げたという伝説にちなみ、「白鳥権現社」として創建されました 1。室町時代初期に現在の地に社殿が移され、文化6年(1809年)の火災で焼失後、現在の本殿が再建されました 3。この地は景行天皇や日本武尊の伝説の地とされており、島津家代々からも崇拝を受け、武運祈願のために度々訪れたと伝えられています。明治時代の廃仏毀釈までは「白鳥権現社」と称し、金剛乗院満足寺を別当寺とする神仏習合の神社でした。また、奈良の東大寺にある大虹梁(大きな梁)2本(それぞれ長さ23.5メートルものアカマツ)は、1703年(元禄16年)に白鳥神社の境内で掘り倒され、翌1704年(宝永元年)に東大寺まで9ヶ月かけて運搬されたという歴史も持ちます。

御祭神

白鳥神社の御祭神は、日本武尊(やまとたけるのみこと)です。

 えびの市を含め熊本県南部から鹿児島県北部までの地を景行年代において「熊曾(クマソ)」の地と云われていました。古事記や日本書紀にヤマトタケルが、この地を平定された史実が記されています。ヤマトタケルはそれ以前に倭男具那(ヤマトオグナ)や小碓命(オウスノミコト)等の別の名前を名乗っていましたが、熊曾建を倒した際に武勇を讃えられて建の御名を献上されました。この地で初めて「ヤマトタケル」を名乗り、終生その名を名乗り続けました。
 ヤマトタケルは、南九州を平定されるだけでなく、この地に稲作をもたらしたとも云われており、白鳥神社の御祭神であるだけでなく、当地に歴史的にも関わり、影響を受けたことが伺えます。

境内と特徴

 境内には、約200段の参道階段があります。一の鳥居をくぐると、神仏習合の名残である阿吽(あうん)の仁王像が鎮座しており、健康の神様としても崇敬されています。また、境内には日本武尊の妃である弟橘姫命(おとたちばなひめのみこと)を御祭神とする水分神社(みくまりじんじゃ)があります。水分神社は、析雨・止雨の霊験あらたかであり、身体健康、子守り、子宝の神としても厚い信仰を集めています。社殿前の参道には、性空上人の木像と石像が祀られています。その他、日本武尊像や御神水をいただける手水舎があり、神紋は「十六菊」です。

文化財

白鳥神社諸建造物は、昭和45年2月20日にえびの市の市指定有形文化財に指定されています。

所在地とアクセス

白鳥神社は、白鳥山北面の中腹、えびの市大字末永字白鳥1479番地に鎮座しています 。えびの高原とえびの市をつなぐ県道30号線沿いにあり、JR吉都線えびの駅からは約10kmの距離です 。一の鳥居は県道30号線沿いにあり、駐車場は二の鳥居近くまで車道で登った場所にあります 。

敬神生活の綱領

  • 1 神の恵みと祖先の恩とに感謝し、明き清きまことを以て祭祀にいそしむこと
  • 1 世のため人のために奉仕し、神のみこともちとして世をつくり固め成すこと
  • 1 大御心をいただきてむつび和らぎ、国の隆昌と世界の共存共栄とをいのること

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